第1回 中国の「3060」目標の実現と日中協力
【講座概要】
中国は二酸化炭素排出「2030年ピークアウト」と「2060年炭素中立」、いわゆる「3060」目標を掲げています。一方、日本は「2050炭素中立」目標を発表している。このカーボンニュートラルへの挑戦が、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想で、国際的に取り組んでいくことが重要です。
今年は、日中国交正常化50周年を迎えます。世界は激動していますが、日中両国も政治、社会、経済、環境など多岐にわたる課題が山積しています。互恵補完型協力は、日中両国の福祉と未来にとっての唯一選択です。
この度、記念シリーズ講座として、カーボンニュートラルに向けた専門家3名にご登壇いただき、講演フォーラムをオンライン開催する運びとなりましたので、ご案内いたします。
皆様のご参加をお待ちしています
【主 催】
・一般社団法人日中發展促進会
・日本ビジネスインテリジェンス協会
・一般社団法人西日本中国企業連合会
【協 力】
・一般社団法人国際3E研究院
【開 催 日】2022年3月26日(土)
【開 催 時 間】17時~19時
【参加対象者】日中協力事業に取り組んでいる方、研究している方、興味をお持ちの方
【定 員】40名
【参 加 費】無料
【会 場】Zoomによるオンラインミーティング
【進行プログラム】
総合司会: 仲上健一氏(立命館大学名誉教授 立命館大学サステイナビリティ学研究センター上席研究員)
開会のご挨拶(17:00~17:05)
・関 志浩氏(西日本中国企業連合会会長、中国工商銀行大阪支店長)
Ⅰ 第一部 講演(17:05~18:35)
17:05~ 中国の「3060」目標の課題
周 瑋生氏 (立命館大学 教授)
[プロフィール]
1982年浙江大学熱物理工学系卒業、95年京都大学大学院物理工学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)産業技術研究員、地球環境産業技術研究機構(RITE)主任研究員を経て、1999年立命館大学法学部准教授。2002年から現職。立命館大学サステイナビリティ学研究センター長、RITE研究顧問、大阪大学特任教授、浙江大学客員教授など歴任。専門はエネルギー環境政策学、システム科学、サステナビリティ学。著書に「East Asian Low-Carbon Community」(Springer社)等
17:35~ 中国の電動自動車戦略と日中協力
李 志東氏 (長岡技術科学大学 教授)
[プロフィール]
1983年、中国人民大学卒業。90年、京都大学大学院博士後期課程経済学研究科修了、経済学博士。日本エネルギー経済研究所、研究員、主任研究員を経て、95年に長岡技術科学大学助教授(准教授)。2007年から現職、兼日本エネルギー経済研究所客員研究員、中国国家発展改革委員会能源(エネルギー)研究所客員研究員。専門はエネルギー経済学、環境経済学、計量経済学、脱炭素社会制度設計
18:05~ 炭素中立と日中産業協力
杉田定大氏(早稲田大学 特任教授、日中経済協会前専務理事)
[プロフィール]
1980年一橋大学経済学部卒業、同年通商産業省入省。通商産業大臣秘書官補佐、外務省在マレーシア日本国大使館参事官等を経て、1997年初代産業政策局新規産業課長。2002年通商政策局アジア大洋州課長兼早稲田大学客員教授。貿易経済協力局総務課長を経て、2005年内閣官房知的財産戦略推進事務局内閣参事官。2007年中国経済産業局長。2008年経済産業省大臣官房審議官(貿易経済協力局担当)。2016年東京工業大学特任教授。同年から日中経済協会専務理事(2021年7月退任)。
Ⅱ 第二部 講演者と聴講者との討論会(18:35~19:00)
閉会のご挨拶
・中川十郎 氏(日本ビジネスインテリジェンス協会会長、名古屋市立大学特任教授)
【お申込みは】
・下記URLよりお申込みください。
https://forms.gle/pD6dH3ycAALRpePTA